ワルツを踊れ Tanz Walzer/くるり

Tanz_walzer
高校生位から、意識的に音楽を聴き始めた。
そのころは、音楽=Rockだったし、音楽=歪んだギターだった気がする。
でも思い出してみると、自分の音楽的なルーツは、幼稚園の「音楽教室」や表紙が塗り絵になっているクリスマスソングのLPだし、実は一番影響を受けているのは、小学校の時に短い間だけれども在籍した「吹奏楽部」だと思う。
コンサート・コンクールでのアンサンブルがバシッと決まった時の、あの、無敵感はその後高校でバンドをやるまで感じたことはなかった(むしろ小学生の時の方が練習をちゃんとしていたので、気持ちよさは上だったかもしれない)。
その後気が付いたら、音楽を自分勝手にカテゴライズして、狭ーくRockを捉えていることに窮屈さを感じてしまって…(マクロビオティック的に言うと陽性過ぎ、ね)。
それでミネイカズマと一緒に好きな音楽はただの「GOOD MUSIC」だ!って話す様になった。
そんな自分の音楽のルーツなどを思い出してしまったアルバム、『ワルツを踊れ Tanz Walzer/くるり』。
Rockと認識されているアーティストがメジャーデビューして、メジャー環境で色々と好きなことをやって、経験して、その上で『Pop』というものに向き合った作品。かと思いきや、このアルバムは私のそんな「Rock」とか「Pop」などという認識を軽く超えてくれてます。
時々しか出会うことの出来ない、「ああ、音楽が好きで本当に良かったな」と思わせてくれるGood Music。
このアルバムにはそれが詰まっています。しぼれる程に。変態的に(笑)。
最近音楽から離れた感触があったのですが、勘が少し戻ってきました。
ライブも楽しみです。