理想と現実〜NIPPON VISION EXHIBITION

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東急大井町線の九品仏の駅から10分ほど歩いた所にあるお店、「D&DEPARTMENT PROJECT」。
デザインとかモノ、がお好きな方ならご存知であろう、有名なお店です。
イームズや北欧のインテリアや家具が『ブーム』になった時に(勿論良いものは良い、のですが)何か違和感を感じていた私に、ニッポンにもこんなに素敵な財産があるんだよ、と教えてくれたお店の一つです。正直、家からは近くはないのですが、月に1回位は何かと覗いているような気がします。
今、そのD&DEPARTMENTの1Fで
NIPPON VISION EXHIBITION』が開催されています。
(2008年2月7日(木)〜2月19日(火)12:00〜21:00水曜休)
今回の企画展で感じた、D&DEPARTMENTの好きなところは、そのバランスのとり方です。
理想と現実、と言うと陳腐かもしれませんが、コンセプト・デザインだけでなく、実用性だけでなく、その両方、「生活に根ざしたデザイン・コンセプト」のバランス感覚がよい、と思うのです(しかもそれがもの凄く考え抜かれているであろう点も)。
私の場合は、マクロビオティックを皆さんに知って頂きたい、生活に取り入れて頂きたい、と思って日々活動しているわけですが、いつも忘れない様にしていることの一つに「バランス」があります。
それは気持ち・体のバランスもありますが、もう少し大きく、マクロビオティックの「取り入れ方」のバランスということもあります。取り入れ方も、状況の許す限りで穏やかに、というのが一番良いと思っています(勿論例外は存在します)。ブームの様に急激に取り入れて、捨てて次へ、というのが最も避けたいのです。
もう一点、「NIPPON VISION」で感じたことは、見せ方は大事だな、ということです。
出品してあるものは、全国各地の所謂、伝統工芸品の部類にあたるかとは思うのですが、その本質は変えずに、ほんの少し見せ方を変えてある。
見せ方。伝え方。表現の仕方。
「マクロビオティック」についてもそうです。
私は、「日本で、日本人が」生活していく上では、玄米・穀物と野菜を中心とした和食総菜が一番体に合っている、と思っています。その本質は変えないで、「今のこの場」に合った(私の場合だと、現代の都会での)自分に合った、伝え方をしていくことが大事。
それをやっていきたい、と「NIPPON VISION」を通じて再確認しました。
『偽』の字ではありませんが、最近のニュースなどであまりに表面だけ取り繕われて、本質が歪められていること・ものが多過ぎて少しゲッソリしていたので、とても気持ちの良い企画展でした!。
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(写真は今回購入した、岐阜の丸直製陶の小皿。小さくて、薄くて、繊細な絵付けです。)


1件のコメント

  1. 輸入食品への疑問が膨らんできている今こそ
    マクロビオティックに興味をもってくださる人が増えたらいいですよね。
    17日から東京に行くことになったので、
    企画展是非行ってみようと思います◎

  2. >イーヨーさん
    ご予定が合ったら是非!。
    なかなか楽しいショップですのよ。

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