夏の暦(京都一年目)

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今晩も気が付くとどこからともなく、祭り囃子が聞こえる。
そんな印象が、7月に入ってからの京都にはあった。

まあ一番の原因は、7月中ずっと行われる祇園祭が、街の雰囲気を作り出しているのだとは思うけども、なにしろ神社仏閣が多いので、それぞれで祭りや氏子檀家地元の人たちのイベントが行われると、毎週末なにかしらお祭りだ。

毎週末、と書いたが、多くのお祭り・イベントは曜日ではなく「日付」で決まっているものが多い印象だ。
西暦カレンダーや、道路が整備されて自動車が走るより前に「祭り」が行われていたのだから、そちらの習慣が優先。
「祭り」の間は自動車の方が譲ってくださいね、という様な雰囲気で、どーんと祇園祭の「山鉾」は街中に設置してあった。
何日も道路封鎖して、祭りの準備をするということは、経済的合理性を基準とするとだと「?!?!」だけれども「まあ祭りの方が先にあったんだもんな」と考えると道路封鎖も当然な気がしてくる。
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東京で暮らしていた頃は、「旧暦」の記してあるカレンダーを参考に、二十四節気などを知り、ああもう立秋か、などと思っていたものだけれども、京都で暮らしているとこの旧暦に沿っての祭りや行事が身近にあるので、「旧暦」をわざわざカレンダーで調べなくとも街中で何か行われているのに気が付いて、「ああ、そうか七夕(旧暦)か」と知ることができる。

立秋(8月8日)を過ぎたら、少し朝夕過ごし易くなってきた。
週末8月16日は、五山送り火。翌週は、地元の地蔵盆。
こういったことが、どこかの観光イベントではなく、自分の季節の暦となっていくのが、ちょっと嬉しい。
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