「世界は一冊の本」長田弘

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「世界は一冊の本」長田弘

本を読もう。
もっと本を読もう。
もっともっと本を読もう。

書かれた文字だけが本ではない。
日の光、星の瞬き、鳥の声、
川の音だって、本なのだ。

から始まる長田さんの詩。

文庫本、単行本、kindleやiPhoneで読む電子書籍。
SNSやブログにニュースサイト、メールチェック。
時間が空くと活字を追っている。

引っ越してきてから、乗り過ごすのが不安なことと、車窓からの風景がまだ物珍しいこともあり、電車やバス、駅でボーっと風景や人々を眺めることが増えた。

いつも忘れてしまう。
その場の風景は、光は、風は、温度は、音は、その時その場所にしかないのに。
たとえ同じコンビニだってチェーンのカフェだって、東京と京都だと、空気感が違う。

勿論、本を読むのは大好きだけれど、今はもっと全身で新しい場所を「読みたい」と思う。

何となく手にとった長田弘さんの本にも、そう言われた気がした。


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