マクロビオティック物語/持田鋼一郎

shinsyoマクロビオティックの歴史的側面を追った本の登場です!。しかも新書です。
私が最近探した中では唯一の、CI協会やクシインスティテュート関係の方以外の著作だと思います。
このような第三者的な視点でマクロビオティックを追っている本は非常に貴重ですよね。マクロビオティック紹介の本や記事は、当たり前ですがマクロビオティックの実践者による『マクロはこんなに素晴らしい!』といった書かれ方なので、ちょっと胡散臭いと感じる方も多いと思います(健康食品を扱うマルチ商法のテキストと変わらない様に受け取られる場合も多いでしょう)。
しかし、この本は淡々と、例えば病気に対する久司さんの処方とその結果を挙げるのみで、必要以上にマクロビオティックを賞賛してはいないので、その胡散臭さを感じさせません。
そう、ですから特に男性にマクロビオティックを初めて紹介するには、とても良い本だと思います。明治〜大正〜昭和・戦争〜現在、の激動の『歴史』も盛り込まれていますしね(笑)。
この本を読んで「マクロビオティックを詳しく知りたい」と思った方に、久司さんの本を渡せばすんなり読んでもらえると思いますよ(私の場合は以前に書いた久司さんと坂本龍一さんの対談がこの本と同じ様な役目を果たしてくれました)。
私としては、マクロビオティックの話に必ず登場する「石塚左玄」「桜沢如一」「久司道夫」の三名の存在・関係が、ちゃんと流れとして把握できたので、とてもすっきりしました。歴史モノを読んでいる感覚でしたね。
うーん、ますますマクロビオティックをちゃんと勉強してみたくなりました。。


1件のコメント

  1. はじめまして、いやー男性でマクロビな人初めて見つけました。 ちなみに、自分も男です。
    この本、今読んでるんですけど、ちゃんと基礎から勉強してみたくさせる一冊でした。
    これからもよろしゅう。
    #ちなみに、自分も(趣味の)ギタリストです。

  2. こんにちは。私も読みましたよー。
    そう、淡々と書いてあって一般の人にも
    受け入れられやすそうですね。
    だんなに読ませようかな。
    いやあ、知らなかったですねーマクロビオティック
    の歴史!

  3. ふ~ん、面白そうだね!
    確かに、第三者の視点で書かれた本ってないねえ。マクロビ関連のものって。
    今度読んでみるね!
    所で、今、お借りしてる「天才とキンピ
    ラ。。。」読んでるけど、なんか、すごいね。。。

  4. >macrobiさん
    奥様がマクロを初めて旦那様も…という方は多いのですが、独身男性のマクロはなかなか知り合う機会が少ないですよね。
    こちらこそ貴重な「男のマクロビオティック」よろしくお願いします。blog拝見しました。素晴らしいですねーお弁当まで。自分は社食なので仕事の日は、自炊できるのは朝食だけで、macrobiさんほどちゃんとマクロ料理できてないです。。
    自分も音楽は趣味です。いつまでたっても上手くならないギターです…。
    >けろさん
    私も友人に読ませてみるつもりです。多分この新書なら読んでくれそうな気がするし、勧めやすいので。
    自分が興味があるマクロビオティックを説明するのに一番ソフトな本だと思いますし。
    >アトピー星人さん
    「天才とキンピラゴボウの作り方」は、今回の本とは対極にある本ですよね。
    主観的な立場で書かれた体験談だし。すごいでしょ。今回の本とは違った元気はでます(笑)。

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