9月24日(日)「法王庁の避妊法」

久しぶりにゆっくりな日曜日。
札幌から出張で上京している先輩と、友人のTAKAX出演の舞台「法王庁の避妊法」観劇。
いわゆる「荻野式避妊法」を確立した荻野久作氏のお話です。
研究の為に、自分たち夫婦の性生活を立証例として論文に掲載しなければならない、ということへの夫婦の葛藤。自分は何の為に研究を続けてきたのか、という自分自身の研究者としての苦悩。今まで「授かりもの」として不可侵の領域であったものに手をつけることへの戸惑い。
全ての現象を、マクロビオティックの研究という視点でとらえてしまっている今の自分に気が付いた時の嫌悪。
時々湧いてくる、自分のしていることが、果たして誰かの、何かの役に立つのか、という疑問。
そういったことを重ねてしまって、感情移入してしまいました。勿論そうさせてくれる出演者の素晴らしさがあった訳ですが。
何時の時代も、人の悩みは変わらない、無くならない。気にしても仕方がない。
一晩寝たら、また新しい一日が始まります。深呼吸。
今の自分にぴったりの、素敵な舞台でした。TAKAX、出演者の皆さん、ありがとう。