違和感。〜「食べてはいけない!」森枝卓士

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森枝卓士さんの著書「食べてはいけない!」。
タイトルだけ見ると「またか…」と一時期ブームになった、あれはダメ!これはダメ!と食品の採点をした本に思えるが、これは「地球のカタチ」というシリーズの一つで、同じ人間なら食べることができるものを、ある場所・集団では食べたり食べなかったりすることを、文化的宗教的観点から眺めたもの。世界だけでなく、日本の中の話もあります。
その中で「なるほど」と思った箇所があります。
著者は「菜食主義」「Vegetarianism」という言葉を『間違った言葉』だと述べています。
一般的にはこれらの言葉は、「野菜を食べる主義」ではなく「非肉食主義」つまり「肉を食べない主義」だからだ、と。
私がマクロビオティックを知り、本を読み、生活に取り入れようとし始めた頃、その意識はまず「動物性を摂らない主義」から始まったと記憶しています。
ですがその後、マクロビオティックをある程度体系立てて学んだ後は、そういう意識はだんだんと無くなりました。今は、まさに「穀物野菜を中心に食べる主義」なのです。なので外食では例外もあるし、それはそれで美味しく頂くと決めています。
フツーの品(という表現も変ですが)でもちゃんと丁寧に作られているものは、頂いた時の身体への影響は穏やかなものが多い、と感じているからです。
ここ数年、何か違和感を感じるな、と思うことが時々あったのですが、それはコミュニケーションする際の周りの視点が「マクロビオティック=動物性を食べない主義」であるのに対して、私の考えが「マクロビオティック=穀物野菜を中心に食べる主義」だったからだと思います。
なので今まで「ベジタリアンではないんだよなー」と自分のスタンスを認識してきましたが、森枝さんの記述からすると私は「ベジタリアン」になるのかもしれないですね(笑)。



言葉遊びですが…
文中の旧来のベジタリアン・菜食主義は『消極的菜食主義』となり、私の様な場合は『積極的菜食主義』になるんでしょうか?。いや『積極的ペスコベジタリアン』か?。
ま、どうでもよい事ですけど…(笑)。


1件のコメント

  1. 「ベジタリアン」になるのかもしれないですねと森枝さんが記述しましたでしょうか。信じられないほどのことですよね…hiii…

  2. 食べてはいけないと著者は述べていますが、いかにも森枝さん的表現の仕方です、私は氏のこの本は未読である事告白致します、いずれ購読しますが、それはさて置き、私は夏場に成ると食欲が減退して野菜類中心、先日もニガ瓜を食べました、夏場だけ、菜食を中心とてしまう偏食傾向有りか?今年はそう成かは気候次第です、

  3. >五関さま
    冬場はやはり、体を温めたい、熱をキープしたいので動物性食品や油を使ったもの、味の濃いものが欲しくなりますよね。
    逆に、夏場はうまく熱を逃がしてやりたいので、苦瓜もそうですが水分の多い食材が欲しくなるし、夏に取れるものは基本的にそのような働きがありますよね。
    うまくできてます。旬のものは。

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