旧暦葉月二日。

9月1日。
ついたちだし、小豆が食べたいな、と思ったが旧暦での朔日(ついたち)じゃないと意味が薄れるかなーと思って調べると旧暦だと8月2日だからまあセーフでしょう。
ということで久しぶりに「小豆カボチャ」を作って頂きました。
気が付くと庭で虫がりんりん鳴いているし、煮物や煮豆が欲しくなってきている今日この頃はもう秋の気配がします。



久しぶり、ということでは数日前に作った「玄米甘酒」も久しぶり。
こちらは「三升漬け」という、麹と青唐辛子と醤油で作るご飯のお供を作った時に玄米麹が余ったので、それを利用して。玄米ご飯自体も前日のあまりもの。
玄米のおかゆを冷まして適温にして、戻した玄米麹を混ぜ込み、土鍋のままタオルとフリースで二重に保温して、そのまま一晩おくだけ。
次の日に、味見。甘くなっていたらそれ以上発酵しない様に火入れして、今回はミキサーで滑らかに。
土鍋一杯の玄米甘酒の出来上がり(食べ過ぎ注意)。電気炊飯器があればもっと簡単。



こうしてみると、保存食やお酒(まあ甘酒は厳密にはお酒ではないが)は、その土地で旬の季節にたくさんとれる作物を利用して、それを保存・貯蔵する為に(もったいないし、冬は食べるものがないからね)発達した技術な訳で、原料も製法もその土地のものを使えば一番無理がないな、と感じます。
だって温暖湿潤な日本は、放っといたって菌たちが醸してくれますからね(笑)。
問題は、どの菌に頑張ってもらうか。「腐敗」になるか「発酵」になるか。
ホントに昔の方の知恵、は素晴らしい。
時間と気持ちに余裕がある時は、自分で作ってみるのも楽しいですよ。
(甘酒は次の日だし、三升漬けは何ヶ月か先じゃないと口に出来ませんからね。)