L.v.B.!!

バッハとショパンとドビュッシーのピアノ曲があれば自分はいいや。
と固いアタマで思い込んでいた私が、一音で打ち砕かれたのは、川久保賜紀さんのチャイコフスキー、バイオリン協奏曲ニ長調op.35を生で聴いた時。
チャイコフスキー国際コンクールの凱旋コンサートでした。
それは本当に、今まで私が聴いたことのあるバイオリンと、同じ楽器とは思えませんでした。
「鷲掴み」ってのはこれか!という衝撃。
ライブとCDの落差による衝撃は、Rockよりもクラシック・アコースティックなものの方があるのかもしれない、と思った夜でした。
その時ほどの「衝撃」ではありませんが、何でしょう、最近はベートーヴェンがすごく気になります。
ミケランジェリのベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」は大好きでしたが、これはどちらかと言うと、ミケランジェリが好き、で聴いていたのでちょっと違う。
ある日仕事が終わって歩いていたら、頭の中でぐるぐるベートーヴェンのバイオリン・ソナタが何故か止まらなくなって、慌ててDisk unionでベートーヴェン:バイオリン・ソナタ全集を求める。
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うわあ以前聴いた時と全然印象が違う!
ベートーヴェンってこんなに良かったっけ?!ごめんなさい、今まで放っておいて。
いやあ知らないことが多いって、新鮮で嬉しいなあ。