壊して、新しく

4月から「卓球」を再開した。
再開、と言っても高校生の時以来だから、約20年ぶり。
週に1、2回のペースだから学生時代とは費やす時間は比べ物にならないけど。
20年。
この間に、
・ルールが微妙に変わった。
・卓球のボールサイズが直径38ミリから40ミリに大きくなった。
・規制などで道具が変わった。
ボールのサイズや道具が変わったら、もう、昔の感覚が全く当てにならない。
人間は、器用だからルールや道具が変わるとそれに対応して、自分達を変化させて生き延びる。
だから一番変わっていて驚いたのは主流の「プレースタイル」。
僕が昔憧れていた選手のようなプレースタイルで卓球をする選手は、もう殆どいない(テレビや周りで目にする範囲でだけれど)。
具体的なルールや道具、プレースタイルの変更を書いても細かくなるので割愛するけども、何が今一番楽しいか、というとこの自分のプレースタイルを「壊して、新しくすること」。
中学校は一学年上の先輩方が強かったこともあり、文字通り夏は反吐吐きながら練習して、作り上げた自分のフォームやプレースタイルがある。いや、あった。
でも、この4月に新しいラケットなどの道具を手に入れて、新しいルールを知って、新しいコーチに習ってみると、いままでの自分のプレースタイルがいかに通用しないかで愕然とした。
20年のブランクとか、身体能力の衰えとかを差し引いても。違うのだ、全く。
足のスタンス、フォームから、打ち方、考え方まで。全部変えている最中。
続けるには、変わらないでいるには、「壊して、あたらしく」すること。
それをし続けること。
4月の「あらたし」の一つとして始めた、自分にとってはある意味、慣れ親しんだと思い込んでいた「卓球」で、まさかこんな新鮮な「あらたし」を感じることができるなんて!
止まったら、死ぬな。やっぱり。
常に動いていかないと。
とまあ、「卓球楽しいなあ」というお話です(笑)。