問い続けること。

Rokkasho_1
ただの反原発プロパガンダ映画だったら楽だったのに…。
先日遅ればせながら、映画「六ヶ所村ラプソディー」を観てきました。
今考えなきゃいけない向き合わなきゃいけない、ということは分かっているのに、後回しにしていたこと。それを目の前に「淡々と」突きつけられて、色々なことをグルグルと考えてしまって、見終わった後に何か情けなくなって、涙が出ていました。
ブログに感想を書こうと思っても、一週間以上たった今も、ちょっと気持ちの整理がつかなくて、うまく表現できません。
この映画は、プロパガンダ映画の様に、観る側に押し付ける様な強制的なアプローチではなくて、反対派・賛成派の両方を淡々と追っている撮り方でした。淡々としていたからこそ、映画を見た私に強い拒否反応もなく、淡々と自分のこととして受け止められたのだと思います。
映画、ということだと、世間では地球温暖化の映画が話題ですね。私も関心は勿論ありますし、大事なテーマだと思います。
ですが、青森六ヶ所村の再処理工場は、今年、2007年の11月から本運転が予定されているのです。今年の11月から、六ヶ所村では1日で、原発1基が1年で出す放射能が、海へ空へ垂れ流され、水が土が汚染されるのです。
まさに、今、ここでの問題です。

少しでも興味をお持ちの方は、是非、映画をご覧になって下さい。
「もう決まってしまったことだから。」「私にはどうにもできない。」見終わると、絶望的になるかもしれません。私もそうです。
ですが、まずは知って、じゃあ自分の毎日の生活の中で自分に何ができるのか?と考えていくこと、問い続けていくこと、このことが大事だと思います。
近いうちでは、3月29日(木)に池袋で無料上映会があるようです(http://www.rokkasho-rhapsody.com/_schedule/schedule#122)。その他の上映会もこのリンクをご覧下さい。



今回の映画は、池袋でよくお邪魔する居酒屋「たまにはTSUKIでも眺めましょ」のマスターに上映会のお誘いを受けてチケットを購入しました。
そして、上映会は池袋周辺の食に関するお仕事に携わる方々、
-たまにはTSUKIでも眺めましょ-
CAFE あめんぼ
天然酵母と国産小麦のこんがりパンや
OHANA CAFE
大桃豆腐
でつくる「ここちよく食べようネット」が主催でした。
皆様、ほんとうに、ありがとうございました。感謝。