「風がつくるもの」大橋弘写真展2/4-3/2 atヒトト

Kaze150208
2月4日から、ヒトトで始まっております「風がつくるもの」大橋 弘写真展。
大橋さんから、「風がつくるもの」と前展の「壺中の天」の元となる写真プリントを初めて見せて頂いた時の興奮は忘れられません。
地元の、季節の、伝統的な食材を大事にしたいという気持ちで仕事や活動をしている自分は、伝統的な食材や発酵食品に興味があるので、酒蔵見学や発酵ワークショップ参加、自分で酵母や甘酒をつくる等、折をみて試してきました。
ですので、色々な伝統的な「つくり方」の過程は見たことがあったのですが、同じ過程のはずなのに、
大橋さんの写真は、圧倒的に美しい。
そのお婆さんの手が、その蔵の樽が、その微生物のコロニーが、寒風の吹き抜ける空が、こんなに美しいものなんて、知りませんでした。
今回のテーマ・タイトルは「風がつくるもの」。
干物や乾物、その土地の「風」が無ければ作れないものの写真を展示しています。
「美味いものは、美しいんだよ!」
と何度も聞いた大橋さんのセリフ。全くその通りです。
そして、その美しさの一瞬をちゃんと切り取って、写真におさめることができる。おさめるまで撮る。
これが「プロカメラマン」なんだろう、と思います。
前回の「壺中の天」でもご好評いただきました、「スライドトーク」、今回は2月25日(水)19時からです(お申込はイベントページから)。
ずっと一緒に地方取材を回っている、陸田幸枝さんとの掛け合いが、最高なんです。
写真取材当時のエピソードをお伺いしつつ、何点か『風がつくった』おつまみと日本酒を一杯、お出しする予定です。
派手さはありませんが、すべて滋味深い食材ばかり。
すでに消えかかっている「まっとうな」作り方。是非、写真をご覧いただけたらと思います。

そしてなんと!今回は表参道かぐれ、との共同開催です。
「風がつくるもの」かぐれ会場(表参道) 2/20(金)-3/1(日)
写真は、ヒトトとかぐれ、違うものが展示されています。
そして、かぐれでもスライドトーク、あります。詳しくは上記リンク先を御覧ください!